「デロリアン」を真面目に分析してみる③
このシリーズも3回目になりました。どうも、シユウです。
今回の内容は特性の3つめ、
- タイムトラベルの瞬間、デロリアンは閃光を放ち、地上または空中に炎のタイヤ跡を残す。目標時間への突入時には多少の衝撃を伴う。また、タイムトラベル先の時間に出現する際には、3度の閃光とソニックブームを伴う。
これを考えていきます。
まず前半部分の「タイムトラベルの瞬間、デロリアンは閃光を放ち、地上または空中に炎のタイヤ跡を残す。」ですが、これは映画「
この炎のタイヤ跡なんですが、なんと地面だけでなく空中にも残るんですよね...
これこそ、他のタイムマシンにはないデロリアンだけの魅力であり、心をわしづかみにされた方も多いんじゃないでしょうか。
自分もその一人です笑
・・・とまあ感想はこのくらいにしておいて真面目に分析していきましょう。
ここで問題となってくるのが「空中」にも炎のタイヤ跡ができるという点です。
当たり前のことですが、炎が形として残るのは物が燃えているからです。
地面ならタイヤの摩擦熱が発火点を超えたということでまだ理解できます。
ですが空中に燃えるものがあるでしょうか?
空気中には一応細かな微粒子があるので、あるいはそれが燃えるということはあるのかもしれません。
ですが意図的に大量に1か所に集めなければ、目に見える炎にはならないでしょう。
そもそもの問題として熱でデロリアンのタイヤのゴムが溶けてなくなるだろうという根本的な問題があるわけですが。
さて、今回はこっちが本題。
「目標時間への突入時には多少の衝撃を伴う。また、タイムトラベル先の時間に出現する際には、3度の閃光とソニックブームを伴う。」
ソニックブームは強力な衝撃波で戦闘機が超音速、つまり音よりもはやい速度で飛行した時なんかに轟音とともに発生します。
つまりデロリアンは最低でも音速以上の速さで移動することがうかがえます。
タイムマシンなんだからそらそうだろという感じもしますが。
そして「閃光」。
突然ですが皆さんは「閃光を発するもの」と言ったら何を思い浮かべますか?
ぱっと思いつくのは雷です。
雷は雲にたまった電荷が許容値を超えた時に雲から放出され生じるわけですが、この時の高電圧により空気中のガスがイオン化され、電子が放出することで光が生じます。
劇中でも雷を利用してタイムマシンを起動させるシーンがあるので、それと同等の電気量を扱うデロリアンで同じような発光現象が起こるのは自然かもしれません。
次に考えたのが閃光弾です。名前の中にも「閃光」って入ってますしね笑
この閃光弾の仕組みを調べたところ、内部のマグネシウムに熱を与えて強烈な光と音を発生させているようです。
そういえば中学の理科でやったような気がします...
つまり、デロリアンのどこかにマグネシウムが大量にあってそれが熱せられて光ったという説です。
ではどこにあるのか?
ここで先に述べた「炎のタイヤ跡」を振り返ってみます。
この炎のタイヤ跡から、タイヤ部分に大きな熱量が加えられていることが想像できます。
そして車のホイールには「マグネシウム合金」でつくられた「マグネシウムホイール」があります。
「炎のタイヤ跡」と「マグネシウムホイール」。
このふたつを組み合わせることで発光現象の説明とするというのはどうでしょうか?